2002年5月18日(土)に発足しました。
同志社女子大学英語英文学会 第20回 愛知支部会ご案内
毎日、35度以上の暑い日が続く酷暑の夏、いかがおすごしでしょうか?
2年に1度となりましたが、今年も支部会を開催できることとなりました。
今回は今井由美子先生による音で学ぶ英語です。他支部でもとても好評だった講演です。
ぜひ、一人でも多くの方に参加していただけると嬉しいです。
場所は今年のNHKの朝ドラ「虎に翼」のロケ地である前回使用させていただいた資料館です。
皆様のご参加をお待ちしています。
どうぞ、よろしくお願いいたします。
記
タイトル:英語の歌で学ぶ音の方程式
―ようこそ音声学・音韻論の世界へ―
講 師:同志社女子大学教授 今井由美子先生
日 時:2024年 11月16日(土)
講演会 13:30~15:00(受付13:15~)
懇親会 15:00~16:00(お茶とお菓子)
会 場: 名古屋市市政資料館 第2集会室
℡:052‐953‐0051
名古屋市東区白壁1丁目3番地(地下鉄名城線 市役所駅②出口から東へ徒歩8分)
会 費:¥1,000(講演会のみの参加は無料)
11月2日までに出欠の有無をお知らせ下さい。
10月22日、コロナ禍で開けなかった支部会を3年ぶりに開催することができました。
まずは、大変な時期にわざわざ名古屋まで足を運んでくださった若本夏美先生には心からお礼を申し上げたいと思います。
さて、今回のテーマは「最高の人生をおくるコツ」と言うタイトルで若本先生が体験されたオックスフォードでの生活を中心にした英語との取り組み方についてのお話でした。
大学を卒業すると、日々の生活の中で英語を維持すると言うのは本当に難しいです。勉強したいと思いながらも時間が過ぎて行ってしまいます。そんな中での先生の英語を学び続けるコツというのは、忘れていた英語の世界へ再び誘ってくださり、普段の生活に無理なく英語を取り込めると言う方法でした。
そうなんです。元々、英文学や英語の好きだった私たちなら学び続ける楽しさを知っていたはずなんです。でも、英語の学習を大袈裟に考え過ぎたり、年のせいにしたりして「できない」と「やらない」を一緒にしていたような気がしました。先生の講義を受けて以来、英語字幕で映画をみたりニュースを見たりしています。やっぱり英語は楽しいですね。
シンプルな生活ほど、実はストレスがかからないことなど先生のお話の後、何となく無味乾燥化していた生活に彩りを添えることができることを嬉しく思っています。先生が用意してくださった美しいイギリスのスライドなど、今回、お話を聞き逃した方は損したと思いますよー。(笑)
「若い頃のような生き方はできなくとも年相応に自分を満足できるような人生をおくりたい。」そんな年齢層の方にもぜひ!先生のお話を聞いて元気になってほしいと思います。本当に素敵なお話をありがとうございました。
第19回 愛知支部会ご案内
大変ご無沙汰しております。皆様、お元気でお過ごしでしょうか。3年ぶりに愛知支部会が開催できることになりましたのでご案内です。今年は講演がとても面白い事で評判の若本夏美先生に来ていただけることになりました。楽しいお話が聞けそうです。
そして、今回から会場が変わります。どうぞ、お間違えの無いようにお願い致します。同志社今出川キャンパスを思わせる名古屋の歴史的な建築物です。
皆様のご参加を心よりお待ちしています。
記
タイトル:最高の人生をおくるコツ〜オックスフォードに学ぶ生きる知恵
英語を学び続ける秘けつ〜
講 師:同志社女子大学教授 若本夏美先生
日 時:2022年 10月22日(土)
講演会 13:30~15:00(受付13:15~)
懇親会 15:00~16:00(お茶とお菓子)
会 場: 名古屋市市政資料館 第2集会室
℡:052‐953‐0051
名古屋市東区白壁1丁目3番地
(地下鉄名城線 市役所駅②出口から東へ徒歩8分)
会 費:¥1,000(講演会のみの参加は無料)
10月8日までに出欠の有無をお知らせ下さい
聖地巡礼と最初にイメージしたのは、やはり学生の頃に勉強した カンタベリーの地でした。
なので、日本の場合?と言われてもピンと来ませんでしたが、お遍路さん、これも当然のことながら聖地巡礼なんですよね。
日本に生まれ育ったと言うのに、私はバースから、カンタベリーの地までは車で、その巡礼の道を訪れたことがありますが、日本のお遍路さんについては全くイメージせずに今まで生きてきたように思います。
先生の日本の聖地、四国八十八箇所と西国三十三所のお話は とても興味深く聞かせていただきました。
特に近畿と岐阜に点在する観音信教についてはあまり詳しく知りません でしたので、日本の巡礼の歴史について初めて知ることばかりでした。
日本史は、本当に奥が深く、私が学生の頃に学んできたことは実はほんの少し掻い摘んだものであったのだと、つくづく思います。
先生のお話で、御詠歌と言う和歌が、多くの寺院で採用されていることを知りました。
花山天皇が出家し、西国三十三所の各所で詠まれた和歌が起源であり、後世の巡礼者たちによって歌い継がれてきたと言うのも聖なる地ならではの逸話だと思いました。
お話を聞くだけで、巡礼の旅に参加している気持ちになります。
今回は主にイギリスと日本の場合についてのお話がメインでしたが、どの国にも巡礼があり、
先生が何ども「なぜ?人は聖地巡礼をするのか。」と言う問いかけに私もそれなりに年を重ねたせいか、思うことがたくさんありました。やはり、人生の節目に自分との対話を求めるのが人間の性なのかもしれません。迷いがある時、悲しみの中にある時、全ての人々がみなこうして心を浄化しながら、前へ進んで行こうとしたんですね。
私も自分と対話しながら、心の旅に出かけたいと思います。
ティール先生、素晴らしいお話を本当にありがとうございました。
そして、私は卒業して初めてティール先生の授業を日本語で受けることができました。
先生が日本語を話しているのが不思議で仕方ありませんでした。(笑)(1991年卒)
同志社女子大学英語英文学会
第18回 愛知支部会ご案内
本年度の愛知支部会のご案内です。今年は昨年からお願いしていましたTeele先生が来てくださることになりました。他支部でとても好評だったお話が聞けます。
そして、残念なお知らせですが、支部会は隔年開催と決まりましたので、来年度は休会となります。皆様のご参加でこの会も継続することができると思いますので、ぜひ、ご協力お願いします。皆様のご参加を心よりお待ちしています。
記
タイトル:聖地巡礼 〜イギリスと日本の場合〜
講 師:同志社女子大学名誉教授 N.J.Teele先生
日 時:2019年 11月30日(土)
講演会 13:30~15:00(受付13:15~)
懇親会 15:00~16:00(ケーキとお茶)
会 場:ホテル トラスティ 名古屋栄
2F ファンクションルーム
℡:052‐968‐5111
名古屋市中区錦3-15-21
(地下鉄栄駅③出口から最初の角を左折徒歩1分)
会 費:¥1,500(講演会のみの参加は無料)
11月15日までに出欠の有無をお知らせ下さい。egakkai@dwc.doshisha.ac.jp
今年は、同志社女子大学英文科の卒業生であり、現在、名古屋学院大学で講師をされている山崎僚子先生をお迎えしました。
刊行、200年記念ということで、メアリー・シェリーの「フランケンシュタイン」についてのお話でした。フランケンシュタインと言えば、多くの方がその怪物について同じイメージを持っています。例えば、原作を読んでいない人でさえ分かる、日本ではとても有名な登場人物です。
なぜ?そんなに私たちの間で、彼は有名なのでしょう? 先生から新ためてそんな質問がされ、言われてみれば知らない間に私たちの中にどのようにしてそのイメージが定着されていったか?気づかされることが多々ありました。それは1931年のハリウッド映画から始まり、近年では、あのロバート・デニーロがフランケンシュタインを演じ、ハリーポッターを演じたダニエル・ラドクリフまでもが新作の映画に参加しているのですね。日本では明治時代に既に女学校の教材として使われていたというのも驚きましたが、手塚治虫の「鉄腕アトム」「ブラックジャック」と、不二子不二雄Aの「怪物くん」、そして、2000年代に書かれた「鋼の錬金術」と、日本はもちろんのこと、海外でも非常に人気の高いコミックの中で、このフランケンシュタインのモチーフが今だに生きて使われている。ということにただただ、驚きました。
1818年、メアリー・シェリーという1人の女性が執筆した小説が、グローバルに今でも息づいていると言うことがよく分かります。
以前から、山崎先生が「ゴシック文学」を研究されていることは聞いていましたが
新しいアプローチと従来とは違う視点からの様々な文学研究は本当に興味深く、あっ!と言う間の1時間半でした。
そして、やっぱり「原作を読んでみたい。」と、講座の後で参加された方々が
お話されていたことが、非常に印象深い1日となりました。(1991年卒)